Stephen Culp
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場では、S&P総合500種とナスダック総合指数が上昇して取引を終えた。人工知能(AI)関連のハイテク株が相場を押し上げ、予想を上回るインフレ統計により米連邦準備理事会(FRB)が当面、引き締め的な金融政策を維持するとの観測を相殺した。
S&P500とナスダックは序盤の下げから反転し、終値で過去最高値を更新した。前日に下落していた半導体株指数も反発した。
AI関連の大型ハイテク株「マグニフィセント・セブン」のうち6銘柄が買われ、1.4─3.9%上昇した。
カーソン・グループのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「インフレ統計が引き続き高止まりする中でも、テクノロジー株は底堅さを維持している。前日に軟調だった半導体株は今日、力強く反発した」と述べた。
米労働省が13日発表した4月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、4年ぶりの高い伸びとなった。上昇の主因はホルムズ海峡封鎖に伴う原油供給の混乱だが、原油高が他の経済分野にも波及し始め、インフレが広範化している兆候を示した。
ボストン地区連銀のコリンズ総裁は13日、インフレ圧力が収まらなければ、FRBは利上げを行う必要があるとの見方を示した。
トランプ大統領は、エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)や実業家イーロン・マスク氏を含む一行を伴い、中国・北京に到着した。習近平国家主席との2日間の首脳会談に臨む。議題には、習氏に米企業への中国「開放」を促すことや、不安定な貿易休戦の維持が含まれる。トランプ氏はまた、イラン戦争とそれに伴うエネルギー価格高騰で打撃を受けた支持率の押し上げも狙う。
エヌビディアとテスラの株価はそれぞれ2.3%、2.7%上昇した。
S&P500の主要11セクターでは、通信サービスと情報技術の上昇率が目立った一方、公益事業が最も大きく下落した。
フォード・モーターは13.2%急伸し、1日の上昇率としては6年ぶりの大きさとなった。同社のエネルギー事業や中国の電気自動車(EV)電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)との提携について、モルガン・スタンレーが競争上の優位性を指摘し、「過小評価」されているとの見方を示したことが材料視された。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.21対1の比率で上回った。ナスダックでも1.08対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は190億3000万株。直近20営業日の平均は181億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49693.20 -67.36 -0.14 49674.58 49747.6 49451.00
1
前営業日終値 49760.56
ナスダック総合 26402.34 +314.14 +1.20 26147.65 26474.1 25990.16
8
前営業日終値 26088.20
S&P総合500種 7444.25 +43.29 +0.58 7409.12 7460.04 7375.13
前営業日終値 7400.96
ダウ輸送株20種 19781.36 -73.52 -0.37
ダウ公共株15種 1112.27 -13.48 -1.20
フィラデルフィア半導体 12017.98 +300.72 +2.57
VIX指数 17.87 -0.12 -0.67
S&P一般消費財 1978.34 +14.74 +0.75
S&P素材 654.21 -0.02 0.00
S&P工業 1469.12 -6.31 -0.43
S&P主要消費財 959.99 +2.73 +0.29
S&P金融 847.45 -9.14 -1.07
S&P不動産 280.56 -2.55 -0.90
S&Pエネルギー 880.03 +1.43 +0.16
S&Pヘルスケア 1708.65 +10.70 +0.63
S&P通信サービス 508.66 +13.13 +2.65
S&P情報技術 6637.28 +64.31 +0.98
S&P公益事業 453.06 -5.77 -1.26
NYSE出来高 14.02億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 63440 + 130 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 63420 + 110 大阪比