[北京/シンガポール 13日 ロイター] - 中国のIT大手騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が13日発表した2026年第1・四半期(26年1─3月期)決算は、売上高が前年同期比9%増の1964億5800万元(約289億4000万ドル)、純利益が21%増の580億9300万元だった。人工知能(AI)への投資を拡大する姿勢を取る中、劉熾平(マーティン・ラウ)社長は26年に設備投資を増やす考えを示した。

アリババや字節跳動(バイトダンス)などとの競争が激化する中、市場予想の売上高1989億6000万元、純利益614億2000万元には、いずれも届かなかった。

ゲーム事業の売り上げが好調で、国内が6%、海外は13%それぞれ増えた。オンライン広告収入は、AIによるターゲティング強化を背景に、20%増の382億元だった。

テンセントは元オープンAIの研究者を起用するなどして事業強化を目指しており、4月には大規模言語モデル「混元(Hunyuan)3.0」を発表した。26年第1・四半期の設備投資額は319億元と、前年同期の275億元から増やした。

米国の輸出規制を受けて中国企業は高性能半導体の調達に苦戦している。ジェームズ・ミッチェル最高戦略責任者(CSO)は決算発表後の電話会議で、中国で設計されたAI向け半導体の生産拡大に伴い、状況は改善していくとの見方を示した。

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