Michael S. Derby

[13日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は13日、インフレ圧力が収まらなければ連邦準備理事会(FRB)は利上げを行う必要があるとの見方を示した。

コリンズ総裁はボストン・エコノミック・クラブ向けの講演原稿で「私の最も可能性の高い見通しには含まれていないが、インフレ率が目標である2%に適時に、持続的な形で戻るよう何らかの金融引き締めが必要になるシナリオも想定し得る」と説明。金融政策の見通しの大部分は中東戦争がどれだけ長く続くかにかかっているとし、紛争が長引くほど、特にインフレ面でのリスクが高まると指摘した。

総裁は、「金融政策のスタンスは、変化する見通しとリスクバランスに対応できる適切な位置にある」とし、「こうした見通しとリスクバランスを踏まえると、足元のやや引き締め的な金融政策スタンスを当面維持することが重要になる可能性が高い」と述べた。

また、「インフレが5年以上も目標を上回る水準で推移しているため、新たな供給ショックを『一時的なもの』として受け止める余裕は低下している」と言及。現時点ではインフレ期待を抑制することが極めて重要だと語った。

さらに、現行の高水準のインフレが2026年中に鈍化するとは見込んでいないものの、27年にはその兆しが出始める可能性があると指摘。ただ、「インフレがより高く、より長期にわたって持続するシナリオ、労働市場がさらに悪化するシナリオ、あるいはその両方が生じるシナリオの可能性は高まっている」と述べた。

コリンズ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たない。

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