Juby Babu

[7日 ロイター] - 人工知能(AI)向けクラウドサービスを手がける米コアウィーブは7日、2026年通期の設備投資見通しの下限を従来の300億ドルから310億ドルに引き上げた。

各種製品価格の上昇が理由。顧客企業は長期的なデータセンター投資を進めており、そのため高度なメモリーやストレージの需要が高まって、これらの製品の供給逼迫によって価格が押し上げられている。

見通し上限の350億ドルは据え置いた。

コアウィーブは顧客企業とのクラウド契約拡大を続けており、マイケル・イントレーター最高経営責任者(CEO)は、第1・四半期に400メガワット(MW)超の契約済み電力を新たに積み増し、契約済み電力の総量は3.5ギガワット(GW)超に達したと明らかにした。

第1・四半期の売上高は20億8000万ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の19億7000万ドルを超えた。

ただニティン・アガワル最高財務責任者(CFO)によると、営業費用は2倍以上の22億2000万ドルに膨らんだ。これは稼働中の電力容量の拡大を継続しているためだという。

ザックス・インベストメント・リサーチの株式ストラテジスト、アンドルー・ロッコ氏はコアウィーブの戦略について、電子商取引(EC)の先駆者となった初期のアマゾン・ドット・コムになぞらえて、市場支配のために短期的な収益を犠牲にしていると指摘。「投資家がこの方針を容認し続けるとすれば、コアウィーブはAIインフラ業界で支配的なプレーヤーになる態勢にある」と付け加えた。

コアウィーブが示した第2・四半期売上高見通しは24億5000万-26億ドルで、アナリスト予想の26億9000万ドルに届かなかった。

同社の株価は時間外取引で一時9%余り下落した。

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