Antoni Slodkowski
[北京 7日 ロイター] - 中国人民解放軍軍事法院(裁判所)は7日、収賄罪などに問われた魏鳳和元国防相と李尚福前国防相に対し、執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡した。国営の新華社が報じた。軍内部で進む厳しい粛清が改めて浮き彫りとなった。
習近平氏は最高指導者に就任した2012年以降、大規模な汚職撲滅運動を進めてきたが、軍は主要な標的の一つとなっている。23年には、核兵器と通常型ミサイルを管轄する精鋭部隊「ロケット軍」にも粛清が及んだ。
この動きは今年に入ってさらに拡大し、人民解放軍の制服組トップで政治局員、また長年習氏の盟友とみられてきた張又侠氏の解任に至った。
新華社のこれまでの報道によると、李前国防相は「巨額の金銭」を受け取った収賄のほか、他人に賄賂を贈った贈賄の罪に問われていた。
魏元国防相については、「巨額の金銭や財物」を賄賂として受け取り、「人事配置で他人が不当な利益を得るよう手助けした」という。
中国における執行猶予付き死刑判決は通常、猶予期間中に犯罪を起こさなければ無期懲役に減刑される。