Brendan O'Boyle
[メキシコ市 7日 ロイター] - メキシコ中央銀行は7日、政策金利の引き下げを僅差で決定した。目標を上回るインフレへの懸念と、減速する国内経済を支援する必要性との間でバランスを取る中、2年余り続いた緩和サイクルを終了すると表明した。
政策金利は25ベーシスポイント(bp)引き下げ、6.50%となった。2022年5月以来の低水準。
決定は3対2。利下げはおおむね予想されていた。7日発表された4月の総合インフレ率が昨年12月以降初めて鈍化したことも利下げを後押しした。
中銀は「今後については、政策金利を現行水準で維持することが適切と判断する」と表明した。
今回の割れた採決は、国内景気の低迷に対する当局者の懸念を浮き彫りにした。インフレ動向を巡る見解の相違も状況を複雑にしている。
第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は主に製造業と農業部門の活動鈍化を背景に前期比0.8%減少した。
4月の総合インフレ率は4.45%に鈍化し、変動の激しい食品やエネルギーを除いたコアインフレ率は4.26%に低下した。ただ、中銀目標の3%を大幅に上回っており、中銀はインフレ率が目標水準に戻るのは来年第2・四半期になるとみている。
中銀は7日、総合インフレ率の見通しを引き上げた。今年第2・四半期と第3・四半期について、それぞれ0.1%ポイント上方修正した。