[ワシントン 7日 ロイター] - 米軍は7日、イランに対し報復攻撃を実施したと発表した。米軍部隊を攻撃した拠点が標的で、イランによる一方的な敵対行為への対応だとしている。

これに先立ち、イランの統合軍事司令部は、米軍がイランの石油タンカーと、ホルムズ海峡に進入しようとした別の船舶を攻撃し、民間地域にも空爆を行ったとして、米国が停戦に違反したと非難していた。

米軍は声明で「米中央軍(CENTCOM)は迫り来る脅威を排除し、米軍への攻撃に関与したイランの軍事施設を標的とした。これにはミサイルやドローン(無人機)の発射拠点、指揮統制拠点、情報・監視・偵察拠点が含まれる」と述べた。

米海軍の駆逐艦「トラクスタン」「ペラルタ」「メイソン」の3隻がホルムズ海峡を通過してオマーン湾に向かう際、イランが複数のミサイル、ドローン、小型艇で攻撃を実施したと説明した。

米軍側にイランの攻撃による被害はなかったとしている。

「CENTCOMはエスカレーションを求めていないが、米軍防衛のための即応態勢を維持している」と続けた。

今回の攻撃が先月合意した停戦にどのような影響を与えるか現時点では不透明だが、CENTCOMは攻撃は自衛として実施したとしている。

停戦開始以降、両国が交戦するのは今回が初めてではない。

ブラッド・クーパー米中央軍司令官は4日、米国がホルムズ海峡における船舶の自由航行を確保するための作戦を開始し、イランの小型船舶6隻を破壊したほか、イランが発射した巡航ミサイルとドローンを迎撃したと述べた。

米政府は依然として、戦闘停止に向けた米国の提案に対するイランの回答を待っている状況にある。

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