Kentaro Okasaka
[東京 7日 ロイター] - 高市早苗首相が今月19-20日に韓国を訪問し、李在明大統領と会談する方向で両国政府が最終調整していることが7日、分かった。関係者が明らかにした。会談場所は李氏の故郷、安東を予定している。
1月には李氏が高市氏の地元・奈良県を訪問しており、両首脳が相互訪問する「シャトル外交」の一環。トランプ米大統領が14日─15日に北京を訪問し、中国の習近平国家主席と会談予定で、実現すれば直後の日韓会談となる。両国を取り巻く環境が動く中、情勢認識を擦り合わせる機会となる。
日本側としては、昨年の台湾有事を巡る高市氏の国会答弁を契機に日中関係が悪化する中、隣国・韓国との良好な関係を定着させる狙いがある。中東や北朝鮮を含む地域、国際情勢も話題に上る可能性がある。
李氏はかねて、故郷である安東に高市氏を招待したい意向を持っており、高市氏は1月の会談の際に「再び韓国を訪問できることを楽しみにしている」と語っていた。
1月の会談では、両首脳が高市氏の趣味であるドラムを一緒に演奏したり、奈良県斑鳩町の法隆寺を共に訪問したりして親交を深めている。関係者によると、今回の首脳会談に合わせ、安東で日韓の経済関係者によるフォーラムも計画されている。
外務省はロイターに対し「コメントできることはない」とした。韓国大統領府からは直ちにコメントは得られなかった。
<防衛協力も深化>
日韓は7日、両国間では初となる次官級の日韓安全保障対話をソウルで実施、両国を取り巻く戦略環境やそれぞれの安保・防衛政策について意見交換した。1月には韓国の安圭伯国防相が来日し、小泉進次郎防衛相と会談し、小泉氏が次回は訪韓すると表明するなど防衛面での日韓協力も深まっている。
(岡坂健太郎 編集:橋本浩)