[ベルリン 6日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のドイツのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は速報値と同じ46.9となり、2022年11月以来の低水準を記録した。
インフレ圧力の高まりやイラン情勢を巡る不透明感で需要が急減し、3月の50.9から低下した。
同指数が景気拡大・縮小の節目の50を下回るのは25年8月以来初めて。
企業側は、新規受注の減少について、中東紛争の影響と継続する不確実性を要因として挙げた。新規受注は2カ月連続で減少し、24年1月以来の低水準だった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済担当アソシエイト・ディレクター、フィル・スミス氏は、在庫積み増しの取り組みによってある程度影響が緩和されている製造業とは異なり、サービス業は需要に対する中東紛争の直接的な影響を強く受けていると分析した。
製造業とサービス業を含む4月の総合PMIは、3月の51.9から48.4に低下し、約1年ぶりに50を割り込んだ。
スミス氏は「第2・四半期にドイツ経済がマイナス成長となる可能性は高まった」とし、インフレ率の上昇と経済全体での購買力の低下により、サービス企業は先行きについてますます不安を感じていると指摘した。
サービス業では4カ月連続で雇用が削減され、そのペースは3月からやや加速した。
価格圧力も強まっており、企業がコスト上昇分を顧客に転嫁した結果、販売価格の上昇率は26カ月ぶりの高水準に跳ね上がった。