Alasdair Pal Christine Chen
[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は6日、国内の燃料在庫水準を引き上げ、政府が保有する恒久的な燃料備蓄制度を確立するため、100億豪ドル(72億2000万米ドル)を投じると発表した。
アルバニージー氏はこれにより、オーストラリアは少なくとも50日分の燃料を国内に保有し、将来の供給ショックから守られると述べた。
オーストラリアは燃料の約80%を輸入に依存しており、中東紛争が始まって以降、局地的な供給不足が生じている。現行の備蓄義務は約30日分で、民間企業が保有する在庫に頼っている。
アルバニージー氏は記者会見で、「来週の連邦予算案には、オーストラリアの燃料安全保障・強靭化パッケージが盛り込まれる」と述べた。
100億豪ドル規模のパッケージには、長期的なディーゼル・航空燃料の供給・貯蔵拡大に向けた燃料備蓄向け資金32億豪ドルが含まれる。
このほか、融資や出資、保証、保険、価格支援を通じた燃料・肥料の供給と貯蔵に75億豪ドルが充てられる。
ボーエン・エネルギー相は「民間部門が保有を義務付けられている最低在庫に加え、約10億リットル規模の政府保有の燃料備蓄を新たに持つことになる」と述べた。