Leigh Thomas
[パリ 5日 ロイター] - フランス大統領府は5日、マクロン大統領がフランス銀行(中央銀行)の次期総裁に自身の首席補佐官を務めたエマニュエル・ムーラン氏を指名する意向を持っていると明らかにした。極右勢力が勝利する可能性も指摘される2027年の大統領選を控え、信頼の厚い側近を要職に据える狙いがあるとみられる。
マクロン大統領は先週、ムーラン氏の次期中銀総裁指名に向け、首席補佐官を入れ替える人事を発表していた。ムーラン氏は57歳で元財務総局長。過去1年にわたりマクロン氏の首席補佐官を務めた。
ムーラン氏はこれまで金融政策に関する見解を公に示していないが、経済官僚に通じた重鎮であることから、金融政策運営で「ハト派」と見なされているビルロワドガロー現総裁の路線から大きく転換する可能性は低いとみられている。
ビルロワドガロー氏は任期満了まで1年を残し、6月に退任する。ムーラン氏の次期中銀総裁指名には議会の承認が必要になる。