[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業総合指数は53.6となり、3月の54.0から低下した。低下は2カ月連続。ロイターがまとめたエコノミスト予想は53.7だった。
指数は50を上回れば、米経済活動の3分の2超を占めるサービス部門の拡大を示す。
米国主導の対イラン戦争に伴うエネルギー価格の急騰を背景に、コスト圧力は2022年後半以来の高水準で推移した。企業活動を示す指数は2ポイント上昇して55.9となったものの、その他の項目は総じて弱い内容となった。
新規受注指数は3月の60.6から53.5へ低下した。3月は3年ぶり高水準だったが、今回の7.1ポイント低下は2023年3月以来で最大となった。企業が投入資材に支払う価格を示す指数は70.7で横ばいとなり、2022年10月以来の高水準に並んだ。同時期は、新型コロナ後のインフレ加速がようやく和らぎ始めていた局面だった。
イラン戦争はエネルギー価格を押し上げただけでなく、サプライチェーンの混乱も引き起こし、主要な事業用資材の納品遅延を長引かせている。AAAが公表する自動車燃料価格は、2022年夏以来の高水準となっている。
納品期間の長期化に伴って上昇するサプライヤー納品指数は、3月の56.2から56.8へ上昇し、2022年7月以来の高水準となった。
雇用も引き続き縮小圏にとどまった。4月の雇用指数は48.0と、3月の45.2から改善したものの、2カ月連続で50を下回った。