[香港 5日 ロイター] - 香港政府が5日発表した第1・四半期域内総生産(GDP)速報値は前年同期比5.9%増加した。13四半期連続のプラス成長で、約5年ぶりの高い伸びとなった。

政府は2026年のGDP伸び率を2.5━3.5%と予想。25年は3.5%だった。

報道官は「経済成長の見通しは引き続き明るい。人工知能(AI)関連機器に対する世界的な強い需要、訪問者数の持続的な伸び、堅調なクロスボーダー金融活動に支えられる」と述べた。

一方、中東情勢の緊張は下振れリスクとの認識も示した。

第1・四半期GDP伸び率は、7.6%だった21年第2・四半期以来の高水準。25年第4・四半期改定値の4.0%を上回った。

季節調整済みの前期比では2.9%増で、前期の1.0%増から加速した。

ポール・チャン財政長官は週末のブログで「世界的なAIの急速な発展が関連製品や電子機器全般に対する強い需要を生み出しており、地政学的緊張が香港の輸出や経済に及ぼし得る影響を一定程度和らげている」と記した。

民間消費支出は5.0%増加した。前期は2.5%増だった。

モノの総輸出は23.8%急増。前期の改定値15.4%増を上回った。輸入は29.9%増でこちらも前期の改定値18.2%増から伸びが拡大した。

チャン氏はブログで「複雑で絶えず変化する外部環境に直面する中、香港経済は質の向上と規模の拡大によって前進している」と記し、各分野でのAI応用の深化や人材育成の強化を優先課題に挙げた。

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