Balazs Koranyi
[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は4日、エネルギー価格上昇による影響が広範な経済に波及するのは避けられないほか、イランとの戦闘を巡る情勢にも前向きな進展が見られないことを踏まえると、ECBによる6月の利上げはほぼ避けられないとの考えを示した。
カジミール氏は寄稿文で「ECBは特定の政策の道筋に縛られていないが、基本姿勢は揺るがないという前提に立てば、6月の利上げはほぼ避けられない」と指摘。「こうしたことは3月以降に示された基本シナリオの一部だった」とした。
その上で「エネルギー価格の上昇による広範な影響について理解しなければならない。影響は必然的に経済全体に波及する」と言及。「ユーロ圏全体で、広範な物価上昇と目に見える成長鈍化が長期化する事態に備えなければならない可能性が高まっている」と警告した。
ECBは4月30日の理事会で金利据え置きを決定。同時に、インフレ高進への懸念を示し、早ければ6月の利上げに向け地ならしを進めた。