David Lawder Susan Heavey
[ワシントン 4日 ロイター] - ベセント米財務長官は4日、中国に対し、イランにホルムズ海峡を開放するよう働きかけるため、外交努力を強化するよう呼びかけた。ホルムズ海峡を巡ってはトランプ米大統領が来週に訪中し、中国の習近平国家主席と会談する際にも協議されるとみられている。
ベセント長官はFOXニュースのインタビューで「中国には外交力を発揮し、イランにホルムズ海峡を開放するよう促してほしい」と述べた。
その上で、中国がイランのエネルギーの約90%を輸入していることに言及し、「(中国は)テロ支援国に資金を提供している」と指摘。ホルムズ海峡を開放するための「国際的な取り組みに加わる」よう中国に求めていると述べた。ただ、中国に具体的にどのような行動を期待しているかは明らかにしなかった。
ベセント長官はこのほか、中国とロシアは、国連でホルムズ海峡での商船保護を巡る決議案などを取りまとめる動きを阻止するのをやめるべきとの考えも示した。
また、トランプ大統領は習主席がこれまでもイラン情勢について協議してきたとし、5月14─15日に北京で予定されている首脳会談でもこの件について意見を交わすと言及。米中首脳は「相互に深い敬意を払っている」とし、そのため米中関係は極めて安定しているとの認識を示した。
ホルムズ海峡については、米国がイラン船舶に対する封鎖を通じて完全に管理しているとの認識を示し、ホルムズ海峡を通過する船舶を誘導する米軍の新たな作戦により原油価格は低下すると予想。足元の燃料価格の高騰は一時的なもので、向こう数週間から数カ月で収束するとし、「短期的な価格上昇で米国民が影響を受けていることは認識しているが、原油価格は極めて速やかに下落する」と語った。