[ウェリントン 4日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)の金融政策委員であるプラサナ・ガイ氏は4日、ホルムズ海峡の封鎖による経済的ショックを評価するために自身が構築したモデルでは、「反射的な引き締めバイアス」を裏付ける根拠は見当たらないと述べた。

オークランド大学の経済学者でもあるガイ氏は、NZ財務省で客員講師として登壇し、エネルギーや海運のハブにおける混乱が、経済全体のコスト上昇圧力につながり、長期的または極端なインフレのリスクを高める可能性について論じた。

ガイ氏は、現在の状況では従来の政策枠組みに沿った「ルックスルー(一時的要因を見過ごす)」アプローチが妥当だと述べた。

中銀は中期的にインフレ率を1─3%の範囲に維持することを責務としているが、適切な場合には一時的なインフレショックを見過ごす余地がある。

ガイ氏は、反射的なタカ派バイアスに対して警鐘を鳴らした。「予防的な引き締めを正当化するのは、ストレス指標の水準ではなく、それらの指標が同時に進行する状況だ」とし、サプライチェーンの総合指数が高水準にあっても、背景にある要因によって必要な政策対応は異なる可能性があると述べた。

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