Alex Lawler Olesya Astakhova Ahmad Ghaddar
[3日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の有志7カ国は3日、オンライン会合を開き、6月の生産枠を日量18万8000バレル引き上げることで合意した。引き上げは3カ月連続。
今回の有志国会合は、アラブ首長国連邦(UAE)の脱退に伴い7カ国(サウジアラビア、ロシア、イラク、クウェート、アルジェリア、カザフスタン、オマーン)で開いた。6月の引き上げ幅は、5月(20万6000バレル)からUAEのシェアを差し引いた水準に近い。
OPECの盟主であるサウジの生産枠は、日量1029万1000バレルに引き上げられた。これは実際の生産量を大幅に上回る。3月の生産量は報告ベースで日量776万バレルだった。
有志国は、引き続き市場状況を綿密に監視および評価し、市場の安定を支えると表明した。次回会合は6月7日。
今回の決定について、OPECプラス関係者やアナリストは、イラン紛争が終結すれば供給を増やす用意があるということ、UAEの離脱にもかかわらずOPECプラスが従来通りのアプローチを進めているというシグナルだと指摘する。
調査会社リスタッド・エナジーのアナリストで元OPEC当局者のホルヘ・レオン氏は、「表向き増産だが、ホルムズ海峡の制約を踏まえると物理的な供給への実際の影響は極めて限定的だ」と述べ、実質的な供給拡大よりも、OPECプラスが依然として主導権を握っていると示すことが目的だと指摘した。