Curtis Williams

[ヒューストン 1日 ロイター] - イラン紛争を受けて米国産液化天然ガス(LNG)のアジア向け輸出が急増している。4月は総輸出量の約4分の1を占めた。主な調達先だった中東の生産が低迷し供給不安が広がる中、スイングサプライヤー(需給調整役)として米国の存在感が増している。

米国・イスラエルによるイラン攻撃以降、アジア向け輸出は175%超増加している。LSEGのデータによると、2月の約97万トンから、3月は199万トン、4月は271万トンに拡大した。

4月の総輸出量は1097万トン。過去最高だった3月の1170万トンから若干減少したが、営業日が1日少なかったことや積み込み遅延が原因。LSEGによると、LNG輸出施設へのガス流入量は記録を更新した。

アジア向けのスポットLNG価格は高止まりしている。指標価格(JKM)は4月の平均が100万英国熱量単位(mmBtu)当たり17.92ドルで、欧州指標価格を約17%上回った。

4月のデータによると、最大の輸出先は引き続き欧州で614万トンと全体の56%弱を占めた。エジプトも積極的な買い手で、約71万トンを輸入。中南米向けの50万トンを上回った。

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