Humeyra Pamuk Katharine Jackson
[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領は16日、レバノンとイスラエルが10日間の停戦に合意したと発表した。米国とイランの次回協議が週末に行われる可能性があるとも述べ、イラン戦争が近く終結するとの期待が高まった。
トランプ氏はイランが20年以上核兵器を保有しないことを提案してきたと述べた。イランの核開発を巡る問題は、イスラマバードで行われた先週末の協議で大きな争点となっていた。
トランプ氏は「どうなるか様子を見るが、イランとの合意は非常に近いところまで来ていると思う」とし、「チャンスはあると思う。もし(合意が)実現すれば、原油価格は大幅に下落し、物価も大幅に下がり、インフレ率も大幅に下がる。それ以上に重要なのは、核による大惨事が起きないということだ」と記者団に語った。
イランとの2週間の停戦を延長する必要があるかどうかは定かでないとし、イラン側は合意を望んでいると主張。
「信じがたいかもしれないが、われわれは現在、イランと非常に良好な関係を築いている。これは約4週間にわたる空爆と、非常に強力な封鎖が相まって生まれたものだ」と述べた。
イランとの合意がイスラマバードで成立し、署名されることになれば、自身が現地入りする可能性があるとも述べた。
先週末の協議で、米国はイランが全ての核濃縮活動を20年間停止することを提案した。関係者によると、イラン側は3─5年間の停止を提案したという。
また、米国が高濃縮ウラン(HEU)をイラン国外に搬出するよう求める一方、イランは制裁解除を要求している。
イラン関係筋によると、HEU備蓄を巡り譲歩の可能性が出てきた。イランは全量の国外搬送に応じる用意はないが、一部であれば第三国に移送することを検討しているという。これまでは一部の移送も拒否していた。
仲介役を務めるパキスタン軍トップのムニール陸軍参謀長は15日、テヘランを訪問し、外交筋によると、「難航していた問題」で進展を得たという。ただ、イランは核開発を巡る問題は未解決だとしている。
イランの高官はロイターに対し、ムニール氏の訪問により第2回協議の開催と停戦延長への期待が高まったが、核分野では依然として根本的な意見の相違が残っていると語った。
パキスタン治安筋はロイターに対し、米国が合意を確保するため、制裁解除と数十億ドル相当のイラン資産の凍結解除を提案していると述べた。
ただ同筋によると、イランは恒久的な停戦が成立し、米国とイスラエルが将来再び攻撃を行わないという国連の保証がある場合にのみ、ホルムズ海峡を開放する意向という。
<レバノン停戦で合意>
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、レバノンでの停戦が米東部時間午後5時(日本時間17日午前6時)から開始されると述べた。
イスラエルのネタニヤフ首相とレバノンのアウン大統領と「素晴らしい対話」をしたとし、両首脳をホワイトハウスに招待し、両国間の「有意義な会談」を行う予定だと明らかにした。
トランプ氏はその後、ホワイトハウスでの会談は今後1─2週間内に行われる可能性があると述べた。