「公開当時は、XSサイズでなければ太っているということだった」。女優のケイト・ウィンスレットらが体重をからかわれていた風潮を引き合いに、そう指摘する声もある。

映画『ラブ・アクチュアリー』(03年)で、太っていない登場人物が「デブ」と呼ばれている例を挙げる人もいた。

女性の体を厳しく点検するメディア

ミレニアル世代の前半層だという人からは「私の世代がその後のボディー・ポジティビティー(自身の体形を肯定する)運動を支持したことには理由がある」という投稿もあった。

「1990年代や00年代はボディーイメージにとって有害な時代だった。特にファッション分野などでは」

「僕自身もミレニアル世代で、成長期の頃の雰囲気は有害だった」と、ジョーダンは話す。

「だが、同世代の女性が当時も今もさらされている害とは比べものにならない。(『プラダを着た悪魔の)続編(5月1日から日本公開)では、登場人物が時代とともにどう変化するのか楽しみだ」

ダイエット効果のある医薬品オゼンピックが人気になり、セレブの体重の増減が再び話
題になるなか、00年代に回帰しているのかと問う声もある。

ミレニアル世代は「女性の体を厳しく点検するメディアを見て育った」と、ヘルス・フィットネスコーチのベッキー・ジョーンズは昨年、本誌に語った。

「雑誌は『欠点』を赤丸で囲んで強調し映画は普通の体形を魅力のないものとして描いた。こうしたメッセージは回避不可能だった」

英メンタルヘルス財団の調査によれば、自分の体について「恥ずかしい」と感じる成人男性の割合は15%で、成人女性は25%。「嫌悪感」があるという男性は12%だったが、女性は26%に上っている。

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