[香港 15日 ロイター] - イエレン前米財務長官は15日、イラン戦争が世界経済に供給ショックをもたらしインフレ圧力を高めているものの、米連邦準備理事会(FRB)による年内1回の利下げはあり得るとの見方を示した。

香港で開かれたイベントで「短期的なインフレ期待が若干上昇しているが、(FRBは)それを非常に注意深く見守り、柔軟な姿勢を維持しているだろう」と述べた。

その上で「経済予測が発表される次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に臨む際、紙に一つだけ書き留めるとすれば、年内に利下げがあるかもしれないというのが私の予想になるだろう」と語った。

イエレン氏は中東紛争が足元の経済の不確実性をさらに強めているとし、「(紛争は)インフレに上昇圧力をかけ、最近の物価統計ですでにその兆候が見られているが、今後さらに強まる可能性が高い」と指摘。「これはまさに広範な供給ショックだ」と述べた。

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