Andrea Shalal David Lawder
[ワシントン 14日 ロイター] - 世界銀行のバンガ総裁は14日、ブレトンウッズ委員会が主催したイベントで、中東紛争により大きな影響を受けた国々のために今後15カ月間で800億ドルから1000億ドルの資金を投入できるだろうと述べた。新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の期間中に提供された700億ドルを上回る規模となる。
バンガ氏によると、この資金はこれまでに承認済みの計画から前倒しで資金の最大10%を引き出せる「危機対応窓口」を通じて今後数カ月以内に提供される200―250億ドルが含まれる。さらに、約6カ月以内に既存計画の転用によって300―400億ドルを確保できる可能性があるという。
バンガ氏は戦争が長期化してニーズがさらに高まれば、世銀は通常の融資に加えてバランスシートを活用し、追加資金をねん出する必要があるだろうと語った。「現在の状況がどのように続くかどうかに応じて、少なくとも何事か対処できる適切な能力を発揮できるように、段階的な対応能力を持つ道具を作ろうとしている」と述べた。