Katya Golubkova
[東京 15日 ロイター] - 15日アジア時間の原油先物価格は続落している。米国とイランの交渉が再開して、中東の主要産油地域からの供給が復活するとの期待が高まった。
0054GMT(日本時間午前9時54分)時点で、北海ブレント先物は0.52ドル(0.55%)安の1バレル=94.27ドル。前日には4.6%下落していた。また、前日は7.9%の大幅安となった米WTI先物も1.04ドル(1.1%)安の90.24ドルとなった。
トランプ米大統領は14日、米国・イスラエルとイランの戦争を終結させるための協議が今後2日間でパキスタンで再開される可能性があると述べた。週末の交渉が決裂したことを受けて米政府がイランの港湾に対する封鎖措置を発動していたが、この発言で交渉を通じて最終的に紛争が解決されると楽観する見方が強まった。
双方は2週間の停戦で合意しているものの、ホルムズ海峡の通航は依然として不透明な状況が続いており、戦争開始前に海峡を通過していた約130隻に比べ、ごくわずかしか通航していないと、関係筋が14日に明らかにした。
米駆逐艦は14日、イランから出港を試みた石油タンカー2隻を阻止し、引き返すよう指示した。
調査会社ショーク・グループはリポートで「外交面では米イラン交渉の再開や通航制限の一時的な緩和の可能性が示唆されているが、実際の状況はなお断片的だ」とし、「市場は均衡への回帰ではなく、供給途絶を巡るオプション性を織り込み続けている」とした。