Angelo Amante Alvise Armellini
[ローマ 14日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は14日、同国政府がイスラエルとの防衛協定の自動更新を停止することを決定したと発表した。中東における紛争が続く中、以前は緊密だったイタリアとイスラエルの関係が揺らいでいる状況を反映している。
メローニ氏の右派政権はこれまで、欧州の中で最もイスラエル寄りの一角を占めていた。だがここ数週間はイスラエルによるレバノン攻撃を非難している。
一方でイスラエルは、レバノンで国連レバノン暫定軍に参加しているイタリア軍の車両に警告射撃し、車両が損傷した。
イタリア北部ベローナで開かれたワインフェアを訪問したメローニ氏は記者団に「われわれに合意できないことがある場合、われわれはしかるべき行動を起こす」と発言。「現在の状況を鑑み、政府はイスラエルとの防衛協定の自動更新を停止することを決定した」と説明した。
事情に詳しい関係筋によると、メローニ氏は13日にタヤーニ副首相兼外務・国際協力相、クロセット国防相、サルビーニ副首相兼インフラ・運輸相を交えて防衛協定の停止を決めた。
イスラエル外務省はイタリアの決定を受けて声明で「わが国はイタリアとの間で安全保障協定を締結していない。何年も前に締結した覚書には重大な内容は全く含まれていない。これはイスラエルの安全保障に影響しないだろう」と指摘した。