[モスクワ 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は14日、世界経済見通し(WEO)を発表し、今年のロシア国内総生産(GDP)伸び率予想を従来の0.8%から1.1%に上方修正した。中東危機による原油などコモディティー価格上昇を受けた。
2025年は中央銀行の金融引き締め政策と西側諸国の制裁措置で、24年の4.9%から約1%前後に大幅減速した。ウクライナ戦争への支出も経済の重しとなっている。
しかし、2月28日に始まった米・イスラエルによる攻撃への報復としてイランが行ったホルムズ海峡封鎖で、主要輸出品目である原油の価格が急騰したことから状況が一変。
IMFは「ロシアでは、商品価格上昇により26年成長率予想が1月時点から0.3ポイント上方修正されて1.1%となり、この勢いは27年も続いて成長率が1.1%となる見込みだ」と述べた。
ただロシア政府は、商品関連税による予算増収分をまだ受け取っていないものの、今月の見直しで現状成長率予想の1.3%を下方修正する可能性があるとした。