Andrea Shalal

[ワシントン 14日 ロイター] - ベセント米財務長官は14日、中国は戦時下に石油を買い占め、特定の商品の輸出を制限するなど、パンデミック(世界的な大流行)中に医療物資を買い占めたのと同様の行動があったとし、信頼できない国際パートナーだと批判した。

ベセント氏は「中国は過去5年間で3度、信頼できない国際パートナーだった。1度目は新型コロナウイルス感染症の流行時に医療製品を買い占めたこと、2度目はレアアース問題だ」と述べ、昨年、中国がレアアースの輸出を制限する方針を示したことに言及した。今回の局面で中国は、イランがホルムズ海峡を封鎖したことで生じた世界的な不足を緩和するどころか、石油の備蓄を増やしているという。中国はすでに、国際エネルギー機関(IEA)加盟32カ国が保有する備蓄量とほぼ同規模の戦略石油備蓄を保有していたが、「それでも中国は購入・備蓄を続け、多くの製品の輸出を停止した」とした。

ワシントンの中国大使館からは、現時点でコメントは得られていない。

国際通貨基金(IMF)、世界銀行、IEAは13日、各国に対し、エネルギー買いだめや輸出規制の導入を避けるよう促した。ただし、具体的な国名は挙げなかった。

ベセント氏は先に記者団に対し、米軍による今回の封鎖に伴い、中国の船舶などがホルムズ海峡を通過することは不可能になると指摘。「つまり、中国はイラン産の石油は入手できなくなるということだ」とした。中国はイラン産石油の90%以上を購入しており、これは中国の年間購入量の約8%を占めているという。

ベセント氏はこの問題について中国当局者と話し合ったという。これが月末に予定されているトランプ米大統領の中国公式訪問の障害になるかとの質問には直接答えず、トランプ大統領と習近平中国国家主席は非常に良好な協力関係にあると述べた。その上で、「今回の訪問のメッセージは安定性だと考えている。昨年の夏以来、両国関係は非常に安定しており、それは隅々まで伝わっている。コミュニケーションが鍵となる」とした。

また、イラン紛争の終結と物価下落を予想するとした上で、国際通貨基金(IMF)と世界銀行は経済予測において過剰反応した可能性が高いとも述べた。

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