この新薬は、犬の生物学的な老化のプロセスを遅らせることを目指してバイオテック企業のロイヤル(本社サンフランシスコ)が開発している。まだアメリカ食品医薬品局(FDA)の審査が行われている段階だが、同社によれば、ペットの寿命を延ばす初のFDA承認薬となる可能性がある。

犬の老化は慢性疾患や運動能力の低下につながることが多く、終末期には飼い主が苦しい決断を迫られることもある。しかし個々の疾患を治療する代わりに老化そのものを遅らせる錠剤があれば、獣医師による高齢犬の治療が根底から変化する可能性がある。

特に、寿命の短い傾向がある中型犬や大型犬にとっての意味は大きい。そうした犬種は「IGF-1」というホルモンの値が高いことから生物学的な老化が速い。このプロセスに照準を絞って治療すれば、単に長生きするだけでなく、健康寿命も延びる可能性がある。

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どんな犬に効果が?