Florence Tan Mariko Katsumura
[シンガポール/東京 14日 ロイター] - 海運データによると、イランの港に寄港する船舶に対する米国の封鎖措置が本格化した14日、3隻目のイラン関連タンカーがホルムズ海峡を通過した。
3隻の船舶はいずれもイランの港へ向かっていなかったため、封鎖の対象とはならない。
LSEGのデータによると、パナマ船籍の中型タンカー「ピース・ガルフ」はアラブ首長国連邦(UAE)のハムリヤ港に向かっている。ケプラーのデータによると、同船は通常、アジアへの輸出向けにイラン産ナフサをイラン以外の中東各港へ輸送している。
これに先立ち、米国の制裁対象となっているタンカー2隻が同海峡を通過した。
ケプラーのデータによると、ハンディタンカー「ムルリキシャン」は16日に燃料油を積載するためイラクへ向かっている。同船は以前「MKA」として知られ、ロシア産およびイラン産の石油を輸送してきた。
また、LSEGとケプラーのデータによると、中国のタンカー「リッチ・スターリー」は米国による封鎖開始後にホルムズ海峡を通過してペルシャ湾を出た最初の船舶となる。
同タンカーと所有者の上海軒潤船務有限公司は、イランと取引したとして米国の制裁対象となっている。同社からはコメントを得られていない。
データによると、リッチ・スターリーは中距離タンカーで、UAEのハムリヤで積み込んだ約25万バレルのメタノールを積載。中国人乗組員が乗船している。
中国外務省は14日、米国によるイランの港湾封鎖は「危険かつ無責任」であり、緊張を悪化させるだけだと警告。中国船が同海峡を通過しているかどうかについては言及しなかった。