[14日 ロイター] - 豪カンタス航空は14日、中東での戦争による石油供給の逼迫を受けてジェット燃料価格が急騰し変動が激しくなっていることを理由に、燃料費の見通しを引き上げた。

ジェット燃料価格が2倍以上に跳ね上がる中、2026年度下半期の燃料費の見積もりを、従来の25億豪ドルから31億─33億豪ドル(22億─23億4000万米ドル)に上方修正した。

コスト上昇を相殺するため、運賃を引き上げ、欧州など需要が堅調な路線に便を振り向ける一方、4─6月に国内線の供給量を約5%ポイント削減する。

価格決定力を示す主要指標であるRASK(有効座席キロ当たりの収入)は、運賃の上昇を反映し、1─6月は国際線で4─6%、国内線で約5%の伸びを見込む。ただ、4─6月の国際線売り上げの約半分は、中東紛争の前に確定していたという。

また、燃料価格が急速かつ大幅に高騰したことを受けて、経営陣は以前発表していた1億5000万豪ドル規模の自社株買いを当面見送ることを決定したと明らかにした。

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