[ワシントン 13日 ロイター] - 金融安定理事会(FSB)のベイリー議長は13日、世界金融システムは2008年の金融危機後の改革のおかげでこれまでのところイラン戦争による経済的ショックを吸収してきたが、資金調達コストの上昇が、システム内の他の部分で高まりつつあるストレスをさらに悪化させる恐れがあると、20カ国・地域(G20)に対して警告した。
資金調達環境の引き締まりによって、資産価格の過大評価、ノンバンク部門のレバレッジ、プライベートクレジットのストレスなど、複数の脆弱性が同時に顕在化した場合、「二重あるいは三重の打撃」が生じる恐れがあるとの見方を示した。
国際通貨基金(IMF)会合に先立ち、G20財務相・中央銀行総裁宛てに書簡を送った。
金融市場が世界経済への影響をさらに大きく織り込み始めれば、金融混乱の引き金となり得ると警告。そうしたシナリオ下では、株式価格の急激な再評価が、既に高まっているプライベートアセットの評価額への注目と重なる可能性があると記した。
一方、不確実性にもかかわらず、銀行は堅調さを維持していると指摘。金融危機後の改革の成果を示すとともに、国際的銀行規制「バーゼル3」の重要性を改めて示すものだと述べた。