Florence Tan
[シンガポール 13日 ロイター] - 原油先物がアジア時間13日の取引で、1バレル=100ドルを突破した。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が合意に至らなかったことを受け、米海軍はホルムズ海峡の封鎖準備を進めており、イラン産原油輸送が制限される可能性がある。
0104GMT(日本時間午前10時4分)時点で、北海ブレント先物は6.71ドル(7.05%)高の1バレル=101.91ドル。10日は0.75%下落していた。
米WTI先物は7.59ドル(7.86%)高の104.16ドル。10日には1.33%下落していた。
MSTマーキーのエネルギー調査責任者ソール・カボニック氏は「市場は停戦前の状態にほぼ戻ったが、米国は今後、最大日量200万バレルのイラン関連原油のホルムズ海峡通過も阻止するだろう」と述べた。
トランプ大統領は12日、米海軍がホルムズ海峡の封鎖を開始すると表明した。米国とイランの和平交渉が戦闘終結に向けた合意に至らず2週間の停戦が危ぶまれる中、緊張が一段と高まった。nL6N40V04J
同氏はまた、原油・ガソリン価格が11月の中間選挙まで高止まりする可能性があるとの認識を示した。nL6N40V08L
米中央軍は、米東部時間13日午前10時(日本時間午後11時)から、イランの港に出入りする全ての船舶に対する封鎖措置を実施すると発表した。
IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏は、この措置によりイラン産原油の流れが実質的に遮断され、イランの同盟国や顧客に対し、海峡再開に必要な圧力をかけることになるとの見方を示した。
これに対し、イランの革命防衛隊は声明で、海峡に接近する軍艦は停戦違反と見なし、断固とした措置を取ると警告した。