[モスクワ/キーウ 12日 ロイター] - ロシアとウクライナは、東方正教会の復活祭に合わせて実施された32時間の停戦を巡り、発効から数時間後に停戦違反を互いに非難した。
停戦はロシアのプーチン大統領が9日に発表し、ウクライナのゼレンスキー大統領もこれを順守すると表明していた。モスクワ時間11日午後4時(日本時間午後10時)に発効した。
しかし、ロシア国防省は12日にかけての夜間に1971件の停戦違反があったと発表した。
一方、ウクライナ軍参謀本部は停戦終了が近づく中、夜間に発表した報告書で、停戦期間中にロシアによる違反行為を計7696件確認したと述べた。
砲撃が1355件、襲撃作戦が115件、攻撃ドローン(無人機)による攻撃が6226件で、空爆は確認されていないという。
ザポリージャで戦闘中のウクライナ第65旅団の兵士は、停戦合意後もロシアの偵察ドローンが依然として周辺上空を旋回しており、戦死した兵士の遺体回収作業を妨害していると述べた。
ロシア国境のクルスク、ベルゴロド両州の知事は、ウクライナのドローン攻撃により、合わせて5人が負傷したと報告した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、今回の停戦はプーチン大統領による「人道的措置」だと述べ、停戦が終了すればロシア軍はすぐに戦闘を再開するとした。
「プーチン大統領は挑発行為があった場合に備え、ロシア軍に厳戒態勢を維持するよう指示した」と述べた。