[ニューヨーク 10日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。週間では1月以来最大の下落幅となる見込⁠み。投資家は、湾岸地域での停戦が維持されれば石油輸送が再開されるとの見方から、安全資産を売却した。

米ドル指数はこの日、0.22%下落した。今週に入ってからは1.6%安となっている。7日⁠に米・イランの停戦合意が成立して以来、有事のドル買いポジションは解消され⁠つつある。

ユーロは1.173ドルで取引されている。今週は1.8%上昇した。ポンドは週間で2%上昇し、1.347ドルとなった。

リスクに敏感なオーストラリアドルとニュージーランドドルは、週間では対ドルで3%近く上昇する見込み。

バノックバーン・グローバル・フ⁠ォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「停⁠戦協⁠定の一部がほころび始めているにもかかわらず、市場は依然として概ね楽観的なようだ」と述べた。

アナリストらは、市場の方向性は週末にイスラマバードで行われる米国とイランの和平協議の結果に左右される可能性が高いと⁠述べた。

BNZのシニアストラテジスト、ジェイソン・ウォン氏は「もし前向きな協議が行われれば、ドルにはマイナス要因となるだろう。しかし、協議がうまくいかず、週明けも依然としてホルムズ海峡の事実上閉鎖が続くようなことがあれば、状況は急速に変化する可能性がある」と述べた。

円は対ドル⁠で一時、1ドル=159.255円まで下落した。長年にわたる日本の低金利政策のほか、このところの原油価格高騰への脆弱性から圧力を受けてきた円は、対ドルで安値から切り返したものの、上昇幅は小さく、他の通貨に対しても売られた。

ドル/円 NY終値 159.29/159.30

始値 159.19

高値 159.35

安値 159.01

ユーロ/ドル NY終値 1.1719/1.1721

始値 1.1712

高値 1.1739

安値 1.1710

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