[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。6週間に及ぶ中東紛争の解決に向けた交渉が続いていることが、米国とイランの先行き不透明な停戦を巡る懸念を和らげた。
イスラエルのネタニヤフ首相は9日、レバノンとの和平交渉を開始するよう指示した。
これを受け、米国の主要3株価指数はいずれも、序盤の下落から回復して上昇した。
ウェルスパイア・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシェ氏は「この政権は口先だけの場合が多く、世界の破滅について大げさな発言をすることをいとわないという認識が広まりつつある」と指摘。「投資家の立場からすると、全てを無視するか、それとも利益を確定して今後2年間は様子を見るかを決めなければならない」と述べた。
S&P総合500種は過去2日間で、主要なテクニカル指標の100日移動平均線と200日移動平均線を上回る水準に回復した。
イランによるホルムズ海峡再開が待たれる中、原油価格は一進一退の展開となった。米WTI先物の清算値は3.7%上昇したものの、1バレル=100ドルの水準は下回った。
米商務省が発表した2025年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.5%増と、改定値の0.7%増から下方改定され、第3・四半期の4.4%増から大きく減速した。また、2月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.4%上昇と、上昇幅は2025年2月以来の大きさとなった。
S&P500の主要11業種ではエネルギーの下げが最大だった一方、アマゾン・ドット・コムへの買いに支えられて一般消費財が上昇率トップとなった。
アマゾンは5.6%高。クラウド事業の人工知能(AI)関連売上高が第1・四半期に年換算で150億ドルを超えたと明らかにした。
ソフトウエア関連株は2.2%安とアンダーパフォーム。小売りは4.1%高、半導体は2.1%高でともに好調だった。
酒類大手コンステレーション・ブランズは8.5%高。第4・四半期の売上高が予想ほど落ち込まなかった。
一方、データセンター運営のアプライド・デジタルは8%下落。第3・四半期の純損失が前年同期から拡大したことを嫌気した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.99対1の比率で上回った。ナスダックでも1.31対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は170億株。直近20営業日の平均は193億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 48185.80 +275.88 +0.58 47840.63 48323.95 47690.27
前営業日終値 47909.92
ナスダック総合 22822.42 +187.42 +0.83 22646.35 22836.75 22529.21
前営業日終値 22635.00
S&P総合500種 6824.66 +41.85 +0.62 6783.69 6835.31 6761.55
前営業日終値 6782.81
ダウ輸送株20種 20455.83 +286.96 +1.42
ダウ公共株15種 1190.20 +11.32 +0.96
フィラデルフィア半導 8689.53 +178.62 +2.10
体
VIX指数 19.49 -1.55 -7.37
S&P一般消費財 1829.00 +43.98 +2.46
S&P素材 653.17 +0.68 +0.10
S&P工業 1458.15 +15.04 +1.04
S&P主要消費財 944.20 +8.27 +0.88
S&P金融 853.83 +2.33 +0.27
S&P不動産 272.10 +2.25 +0.83
S&Pエネルギー 880.81 -10.35 -1.16
S&Pヘルスケア 1741.70 -3.31 -0.19
S&P通信サービス 452.63 +4.16 +0.93
S&P情報技術 5465.73 +20.44 +0.38
S&P公益事業 479.22 +4.01 +0.84
NYSE出来高 12.77億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 56695 + 385 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 56690 + 380 大阪比