Miho Uranaka

[東京 9日 ロイター] - ファーストリテイリング9日、2026年8月期の連結純利益(国際会計基準)予想を従来の4500億円から前年比10.9%増の4800億円に上方修正し⁠た。上半期業績の上振れや足元の販売好調を反映した。

中東情勢の影響により一部の国で輸送費上昇を想定するものの、今期分は生産がすでに進んでいるほか物⁠流対策も講じているため、生産・物流面への大きな影響を見込んでいな⁠い。会見した岡崎健最高財務責任者(CFO)によると、東南アジアの一部ではエネルギー供給不安を背景に外出抑制や商業施設の時短営業が始まっており、今後の影響を注視する必要があるという。

上半期(25年9-26年2月期)⁠連結純利益は前年同期比19.6%増の2792億円だった。大幅な増収増益で過去最高益を更新した。

主⁠力の⁠ユニクロ事業が国内外で販売を伸ばし、中国大陸が2桁増益となったほか、注力市場である欧米でも2桁の増収増益を継続。冬物にとどまらずトレンドを反映した通年商品の販売が好調だった。

北米における追加関税の⁠影響は、一部商品の価格見直しに加えて経費管理を強化するなどして吸収した。

課題とされてきた欧米事業が成長軌道に乗り、業績が拡大している。塚越大介最高執行責任者(COO)は会見で、北米事業について「リピートカスタマーが増加している。年間を通じて売れる商品が育っ⁠てきている」と述べた。欧米は、これからの成長の原動力になるとし、欧州、北米それぞれで売り上げ1兆円、将来的には3兆円を目指す方針を掲げている。

IBESがまとめたアナリスト13人のコンセンサス予想では、26年8月期通期の連結純利益の平均値は4690億円。

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