[シカゴ 8日 ロイター] - 米航空大手のデルタ航空は8日、2026年4─6月期(26年第2・四半期)の調整後1株当たり利益が1.00─1.50ドルになるとの見通し⁠を示した。中間値はLSEGがまとめたアナリスト平均予想1.41ドルを下回った。高騰するジェット燃料価格が業績を圧迫した。26年12月期通期の業績見通しは据え置い⁠た。中東情勢の緊迫化に伴うコスト増が、航空会社にとって重い負担と⁠なっている現状が浮き彫りになった。26年1─3月期の調整後1株当たり利益は0.64ドル。アナリスト予想の0.57ドルを上回った。

26年4─6月期に運航便を増やす計画を撤回することも表明した。当初計画から3.5%ポイント減となり「燃料⁠の状況が改善するまで下振れ傾向にある」と説明した。燃料費は航空会⁠社の⁠営業コストの4分の1程度を占める。デルタ航空は26年4─6月期の燃料価格を1ガロン当たり約4.30ドルと見込んでおり、燃料費は前年同期から20億ドル以上増える見通しだ。

7日には受託手荷物料金の引き上げ計画も発表。エド⁠・バスティアン最高経営責任者(CEO)は、運賃引き上げなどで26年4─6月期に燃料費増加分の4─5割程度を吸収する意向を示した。ただ完全に吸収するには時間がかかるとしている。バスティアン氏は「勝者と敗者が分かれ、弱い企業は経営の立て直しか何らかの事態に陥るかを強い⁠られるだろう」と述べ、燃料急騰が航空業界の再編につながる可能性を指摘した。

米航空大手ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは北海ブレント原油先物が1バレル=175ドルまで上昇し、27年まで100ドル以上で推移するとの見通しを示している。

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