Sam Tabahriti John Irish Richard Lough

[ロンドン/パリ/ブリュッセル 13日 ロイター] - トランプ米大統領が表明したホルムズ海峡の封鎖を巡り、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が相次いで不参加表明し、NATO内の緊張が一段と高まっている。

トランプ大統領 nL6N40V04Jは12日、米国とイランの和平交渉が戦闘終結に向けた合意に至らなかったことを受け、米海軍がホルムズ海峡の封鎖を開始すると表明。これに対し英仏などのNATO加盟国は、紛争への関与を避ける立場を明確にした上で、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行再開が不可欠だと強調した。

スターマー英首相 nL6N40W0JGは13日、「われわれは封鎖を支持していない」とし、いかなる圧力がかかろうとも、英国がイランとの戦争に巻き込まれることもなければ、ホルムズ海峡の封鎖に関与することもないと表明。マクロン仏大統領は、ホルムズ海峡の航行回復を目的とする多国籍の防衛的任務創設に向け関係各国と協議を進める方針を示し、「交戦当事者とは一線を画したもので、厳格に防衛的な任務だ。情勢が許し次第、展開される」と述べた。

英仏 nL6N40W0LIは週内にホルムズ海峡の船舶航行の回復を目指す会合を共催する予定。海峡の安全に向けた平和的な多国間任務への参加を望む国が参加し、航行の自由確保に向けた「防衛的な海上任務」の可能性を議論する。

仏外交筋によると、任務を巡る計画を策定する会合が16日にもパリまたはロンドンで開催され、湾岸諸国のほか、インド、ギリシャ、スペイン、イタリア、オランダ、スウェーデンなど約30カ国が参加する可能性がある。任務の内容についてはイランと米国の双方に通知されるものの、両国が直接関与することはないとみられるという。

欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表はこの日にニューヨークで開かれた国連安全保障理事会の会合で、EUは国際法に基づく「海峡における自由で安全な航行」を制限するいかなる取り決めも受け入れない考えを表明。ホルムズ海峡の現在の情勢は「海上安全保障における強力な国際連携の必要性を明確に示している」と述べた。ただ、具体的な連携の内容には言及しなかった。

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