[9日 ロイター] - 米興行大手の・エンターテインメントが、独占禁止法(反トラスト法)違反を巡る訴訟で、傘下のチケット販売大手チケットマスターの売却を回避する内容で和解した。ポリティコが9日、関係者の話として報じた。
米司法省と20数州は2024年5月、ライブ・ネーションがコンサートのチケット価格を不当に吊り上げ、アーティストに不利益を与えたとして、チケットマスターの売却を含む組織分割を求めて提訴していた。
報道によると、ライブ・ネーションは訴訟参加州に2億ドル程度の損害賠償を支払い、長年批判されてきたチケット販売、会場、アーティストのプロモーション管理を対象とした抜本的な構造改革に応じることで和解した。
ライブ・ネーションによる2010年のチケットマスター買収を巡っては、22年のテイラー・スウィフト氏のツアーでチケット価格の高騰や数時間に及ぶオンライン上での待機が発生。ファンや政治家から批判が強まり、独禁法調査を求める声が加速していた。
審理は先週始まった。裁判所は2月、ライブ・ネーション側が求めていた訴えの却下を退けていた。
和解合意では、チケットマスターは技術プラットフォームの一部を競合チケット販売会社に開放することが求められている。また会場との長期独占契約の上限を4年とするほか、会場はチケット在庫の一部を競合プラットフォームに割り当てることが認められる。