Samia Nakhoul Parisa Hafezi

[7日 ロイター] - サウジアラビアはイランと米国の紛争の外交的解決を支持する一方、自国の領内やエネルギー施設への攻撃が続けば、報復を余儀⁠なくされる可能性があるとイランに伝えた。複数の関係筋がロイターに明らかにした。

メッセージはイランのペゼシュキアン大統領が7日の声明で周辺国への攻撃について謝罪する前に伝達された。

関係筋によ⁠ると、2日前にサウジのファイサル外相がイランのアラグチ外相と電話協議し、リヤドの立場を明確に⁠伝えた。ファイサル氏は緊張緩和と交渉による解決を目指すあらゆる形の仲介にオープンだとした上で、サウジも他の湾岸諸国も自国の領空や領土が米国の対イラン空爆に使用されることを許可していないと強調した。

しかし、ファイサル氏は同時に、イランがサ⁠ウジの領土やエネルギーインフラへの攻撃を継続した場合、サウジは米軍が軍事作戦のために国内⁠基地⁠を使用することを容認せざるを得なくなるとし、重要エネルギー施設への攻撃が続けば報復すると述べたという。

関係筋によれば、サウジは先月28日に米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦が始まって以降、イランの大使を通じて同国と定期的に連絡を取り合ってい⁠る。

サウジとイランの外務省はコメント要請に応じなかった。

イランの関係筋は、電話協議でサウジがイランに対し、サウジや近隣の湾岸諸国への攻撃を停止するよう警告したことを確認した。イランは湾岸諸国を狙った攻撃ではなく、領土内にある米国の軍事基地や資産を狙ったものだという立場を改めて説明したという。

また、イラン側は中東地域の米軍基地の⁠閉鎖や、一部の湾岸諸国による米国との情報共有の停止を要求したという。イランはこうした情報が自国への攻撃に利用されているとしている。

別のイラン情報筋によると、一部の軍幹部は攻撃継続を強く主張し、米国が湾岸諸国の基地と領空を利用してイランに対する作戦を実施していると非難している。

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