Giulio Piovaccari
[ボローニャ(イタリア) 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は5日、中東情勢の緊迫化で地政学的リスクが高まる中でも、金融政策についてあらかじめ決められた方針は持たず、会合ごとに決定をおこなっていくと述べた。
ラガルド総裁はイタリアのボローニャにあるジョンズ・ホプキンス大学でのイベントで、ECBは利用可能なあらゆるデータを収集し、十分な確信をもって精査した上で決定を下すとし、「金融政策スタンスのあらかじめ定められたペースはない」と言及。こうした姿勢を保てば、現時点で見られている衝撃による将来的な影響を慎重に監視し、理解する上で良い位置に付けると語った。
一連の攻撃が始まる前、ラガルド氏や他のECB当局者は、ECBの金利政策が「良い位置」にあると繰り返し述べていた。
同氏は成長や物価に対する潜在的なショックに対し、ECBは有利な出発点から立ち向かえるという利点があるとし「追加のショックや不確実性に直面する場合、状況が良い位置にある方が、そうでない場合より確かに都合が良く、適切だ」と語った。
また、自身のECB総裁としての任期は2027年10月に終了すると改めて確認した。