Kentaro Sugiyama
[東京 3日 ロイター] - 政府が3日に発表した1月の雇用関連指標は、完全失業率が2.7%で、前月から0.1ポイント悪化した。より良い条件を求める自発的な離職が増え、完全失業者が増加した。有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍。前月に比べて0.02ポイント低下した。
ロイターの事前予測調査で完全失業率は2.6%、有効求人倍率は1.19倍が見込まれていた。
総務省によると、1月の就業者数は季節調整値で6817万人と、前月に比べて29万人減少。完全失業者数(同)は191万人で、前月から6万人増加した。完全失業率は5カ月ぶりに悪化した。
厚生労働省によると、1月の有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.1%減少した。物価高や最低賃金の引き上げの影響、省人化の取り組みなどで事業者側に求人を見直す動きがみられた。一方、有効求職者数(同)は0.9%増加した。より良い条件を求めて求職する人が増えた。高齢者でダブルワークの職場を探す動きもあったという。
有効求人倍率は、仕事を探している求職者1人当たりに企業から何件の求人があるかを示す。1月は2021年12月(1.17倍)以来の低水準となったが、厚労省の担当者は「自己都合の離職が多く、景況が悪化しているとは感じていない」と述べた。