Parisa Hafezi Alexander Villegas Alexander Cornwell

[テルアビブ/ドバイ 2日 ロイター] - イスラエルは2日、イランに対する新たな攻撃を開始するとともに、親イラン武装組織ヒズボラが拠点とするレバノンへも攻撃を実施した。一方、イランはイスラエルに対し「⁠大いなる火の門を開いた」と述べ、新たにミサイル攻撃を行ったと発表した。

国営メディアによると、2日朝にはイランの首都テヘランの各地で爆発音が聞かれた。西部クルディスタン州のサナンダジへの攻撃では少なくとも3人が死亡した。

イラン革命防衛隊は2日遅く、イスラエルに対する新たな一連の攻撃を⁠発表した。

イスラエルのイラン攻撃作戦に詳しい情報筋によると、今回の攻撃は昨年6月の両国間の12日間の戦争と比べて大幅に激しく広範なものと⁠なっている。同筋はまた、48時間以内に予備役兵の追加招集が行われると明らかにした。イスラエルは過去数週間で可能な限り多くの武器を調達しており、攻撃・防御能力に不足はないと述べた。

ヒズボラはイランの最高指導者ハメネイ師殺害への報復としてイスラエルにミサイルと無人機(ドローン)を発射したと表明。イスラエルはベイルート南郊を空爆し、レバノン南部⁠・東部の住民に避難を警告した。ヒズボラとイスラエルは2024年に米国の仲介で停戦合意したが、イランへの攻撃を受けて戦闘が再び本格化している。

イス⁠ラエ⁠ル軍のザミール参謀総長は声明で、ヒズボラへの戦闘作戦は長期化し、数日間続く可能性があると述べた。

イスラエルの午前7時(0500GMT、日本時間午後2時)過ぎにはテルアビブやエルサレムを含む全土で防空警報が鳴り響き、イランからの新たな攻撃に警戒が呼びかけられた。

イラン国営メディアは2日朝、新たなミサイルがイラン中部から「敵の拠点」に向けて発射されていると報じた。革命防衛隊は声明で、⁠テルアビブのイスラエル政府複合施設のほか、ハイファの軍事・治安拠点、東エルサレムの地域を標的としたと明らかにした。攻撃はさらに拡大し、イスラエルの空襲警報は「決して止まらない」と述べた。

ロイターの記者はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイとカタールの首都ドーハでも大きな爆発音を確認した。クウェートは3日連続でドローンを迎撃したと発表。英国はキプロスのアクロティリ英空軍基地がドローン攻撃を受けたが、被害は軽微で死傷者はなかったと発表した。

最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局⁠長は2日、米国と交渉しないとし、米大統領が「妄想的な野心」を抱いており、米兵の犠牲を懸念しているとXに投稿した。

ホワイトハウス高官はロイターに対し、「トランプ大統領はイランの新たな指導部が対話を望んでいると述べている。いずれ対話するが、今は作戦を継続する」と語った。

イランのペゼシュキアン大統領は1日、自身と司法府代表、護憲評議会のメンバーで構成する「臨時評議会」が暫定的に最高指導者の職務を引き継いだと表明した。

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