イランの10項目計画の内容とは?

イランが提示した10項目の計画では、世界のエネルギー供給にとって重要な動脈であるホルムズ海峡について、非常に制限的な長期ビジョンが示されている。

イラン当局によれば、この海峡は「イラン軍の調整の下での規制された通行」の対象となる。この枠組みは、イランに「独自の経済的・地政学的地位」を与えるという。

他にも、イラン当局は全面的な制裁解除を求めている。

こうした条件は、地域の安全保障体制における異例の転換を意味することになり、事実上、世界で最も重要なエネルギーの要衝の1つに対するイランの影響力を制度化するものだ。また、1979年のイスラム革命以降、半世紀近く続く敵対関係の中で、アメリカによる大幅な譲歩にもなる。

ホルムズ海峡の通行を長期的にイランの管理下に置くことをアメリカが受け入れる用意があるかは、依然として不明だ。アメリカは長年にわたり、この海峡における自由な航行は交渉材料ではなく、核心的な国益であると主張してきた。

現時点では、イランは恒久的な解決ではなく戦術的な一時停戦を仄めかしている。自らの条件に基づく限定的なアクセスを認めつつ交渉を進め、戦争全体は未解決という状態を考えているようだ。