中間選挙への影響は?

一方、テキサス州選出のテッド・クルーズ上院議員のように、トランプの演説を称賛する共和党議員もいた。

「トランプ大統領は正しかった。オペレーション・エピック・フューリーは我々の子や孫の未来への投資だ。我々はイランの核による脅迫を終わらせる瀬戸際にあり、それはアメリカをはるかに安全にする」

一方、4月1日のガソリン価格は全国平均で1ガロンあたり4.06ドルと高止まりしている。ホルムズ海峡の状況次第では、ガソリン価格への影響は最長で数年続く可能性があるとアナリストが警告している。

また、3月下旬ころから行われた世論調査では、1期目を含めても最低水準、経済面でも最低評価と、トランプの支持率が低下していることが明らかになった。

米ケンタッキー大学のD・スティーブン・ボス教授(政治学)は本誌に対し「ほとんどの選挙は有権者が経済をどう評価するかに左右される。満足していれば現職は有利になり、不満であれば与党が罰せられる」と見通す。

「関税と今回の外国紛争によるガソリン価格の上昇により、今年は有権者が共和党に厳しい判断を下したいと考えている兆候がすべてそろっている。経済が改善すれば状況は変わり得るが、選挙過程の現段階では有権者は経済変動に敏感だ。現在の困難が長引くほど、共和党がこの不満を乗り越える可能性は低くなる」

エネルギー価格はホルムズ海峡の再開の動きに左右される可能性が高く、たとえ停戦が成立したとしても、損傷したインフラや供給網の回復には時間がかかるとアナリストは警告している。

【動画】演説するトランプ