専門家たちの見解は?

しかし、ギザ台地の地下に第2のスフィンクスが存在するという確認された考古学的証拠は存在しない。発掘は行われておらず、査読付き研究による検証もなく、エジプト当局もそのような発見を承認または発表していない。

複数のエジプト学者や地球物理学の専門家は、これらの主張を根拠のないものか、衛星データに対する誤解に基づくものとして退けている。

エジプトのザヒ・ハワス元考古相も第2のスフィンクスの存在を否定。ピラミッドやスフィンクス周辺は数十年にわたり広範に調査・発掘されてきたが、何も見つかっていないと一蹴した。彼は地下の巨大構造物に関する主張を、科学的根拠を欠く「作り話」と表現している。

「カフラー王のピラミッドの下に柱が存在するという噂は、古代エジプト文明やピラミッドの歴史に関する専門知識を持たない人々によって広められた、単なる作り話に過ぎない」

また、研究者が引用しているレーダーや衛星技術では、主張されているような深さにある詳細な構造物を信頼性高く検出することはできないと専門家は警告している。

地中レーダーなどの手法は通常、地表から数メートル程度の範囲しか解析できず、密度の高い石灰岩の下にある、数十~数百メートルの深さに埋もれた巨大な彫刻構造を識別することはできない。

夢の石碑に刻まれた図像についても、学者らは実際の地図や2体のスフィンクスがあったことを示す描写ではなく、あくまで象徴的な表現として解釈している。実際、石碑の碑文には第2のスフィンクスへの言及はない。「双子のスフィンクス」説は数十年にわたり繰り返し唱えられてきたが、信頼できる証拠は示されていない。

この説はやっぱり誤り?