<昔の公文書などをもとに、持ち主の特定が進められているが>

ロシア西部トベリ州トルジョークで、住宅建設のための発掘が行われた。

【写真】ロシアの地中から発見された「埋蔵金」

その際、ロシア革命期に隠されたとみられる金貨が大量に見つかった。

ロシア科学アカデミー考古学研究所によると、出土したのは1848~1911年に鋳造された硬貨409枚。内訳は5ルーブル硬貨10枚、7.5ルーブル硬貨2枚、10ルーブル硬貨387枚、15ルーブル硬貨10枚となっている。米科学メディア「ライブ・サイエンス」は、現在の価値に換算すると約50万ドル(約8000万円)に上ると試算する。

これらの硬貨の大部分はニコライ2世の治世のものだが、5ルーブル硬貨のうち1枚はニコライ1世の、もう1枚の5ルーブル硬貨はアレクサンドル3世の治世のものだという。

これらの硬貨は粘土製の容器に収められており、家屋の石造基礎の下から発見された。研究所の公式テレグラムでは「19世紀末から20世紀初頭の金貨の埋蔵規模としては最大級」とした。

この硬貨は、1917年のロシア革命前後の混乱の中で埋められた可能性が高く、持ち主は後で取り戻すつもりだったが、取り戻せなかったのだろうと見られている。

持ち主については、当時の公文書によると、発見場所周辺には24世帯が居住していたが、1917年以前と現在では住所の番号が異なるため、捜索は難航しているようだ。1914~1921年には、司祭、商人(2人)、会計係、会計士、靴職人、機械工、秘書、仕立屋、司法委員会の委員、監督者、労働者などがこの地域に家屋を所有していた。

報道などによると、現在、この硬貨は全ロシア歴史民族博物館に移管されている。

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