台湾国防部(国防省)は15日、大量の中国空軍機の台湾周辺への飛来が約2週間ぶりに確認されたと発表した。
国防部は15日の定例報告で、過去24時間に台湾海峡を中心に26機の中国軍用機を確認したと発表した。これほど多くの機体が最後に報告されたのは先月25日で、このときは中国が「合同戦闘準備パトロール」の実施を発表した後、30機の飛来が確認されていた。
先月27日以降、台湾は中国軍機の飛来を報告していなかったが、3月7日に台湾の南西沖で2機を確認したと発表した。台湾を自国領土とみなす中国は、戦闘機や無人機、その他の軍用機を台湾周辺に毎日派遣し、中止する場合は主に悪天候が理由だった。
中国は2週間余り軍用機を台湾周辺に飛ばさなかった理由について説明しておらず、15日のコメント要請にも応じていない。
だが、中国国務院台湾事務弁公室は14日、防衛費の増額と台湾の民主主義を守る必要性について演説した台湾の頼清徳総統を激しく非難した。
同室報道官は声明で、「頼氏のような人物は誤算をしてはならない。もし無謀なリスクを冒そうものなら、自らの墓穴を掘ることになるだろう」と述べた。
台湾の当局者や専門家は、台湾周辺でしばらく中国軍機が確認されなかった理由として、3月31日から予定されているトランプ米大統領の訪中を前に、中国が台湾にかける圧力の調整を図っていることや、習近平国家主席による中国軍高官への粛清が続いていることなどが考えられるとしている。
台湾の顧立雄国防部長(国防相)は、中国軍機は飛び去ったものの、台湾周辺の中国軍艦はなお残留しており、中国の脅威は消えていないと述べた。

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