オランダ応用科学研究機構(TNO)の戦略アナリスト、フレデリック・メルテンスによれば、CCAは将来的に、弾薬を運搬するシステムからAIを搭載してパイロットの負担を軽減するシステムまで、さまざまな形で活用され得る。

「戦術面でも運用面でも、CCAは非常に大きな可能性を秘めている」とメルテンスは本誌に語った。例えば高額な有人戦闘機は後方に控え、前面には使い捨て可能なCCAを立てるといった使い方が可能だ。

ノースロップ・グラマンのジョーンズも「低価格で量産可能。プロジェクト・タロンのような無人兵器のプラットフォームにはそれが求められる」と述べ、こう続けた。「プロジェクト・タロンの設計に当たっては(構造の)単純さと(改良や仕様変更への)対応のしやすさを重視した。だから迅速な量産が可能だ」

ただし、CCAなら「安くて気軽に使い捨てできると考えるのは大間違い」だと指摘するのは前出の元英空軍のバグウェルだ。無人機でも1機当たり数千万ドルもするのだから、そう簡単に使い捨てはできない。それでも前宣伝どおりの性能を発揮できるなら、CCAは有人の第6世代戦闘機よりもずっと多く使われるはずだと彼は言う。

もうアメリカだけに頼らない

現状で実戦配備されている最先端の戦闘機は第5世代だ。アメリカはF22およびF35を運用している(ただし西側の同盟国などに供与されるのはF35のみ)。ロシアも第5世代戦闘機Su57の量産を開始しており、中国にはJ20やJ35がある。またトルコも開発に乗り出している。

まだ不確定要素は多い