海運追跡データによると、紛争初期に少なくとも9隻の船舶が攻撃を受けた後、ホルムズ海峡を通航する船の数は大幅に減少した。

海峡が事実上封鎖された状況が続く中、原油価格は9日に急騰。イランによる攻撃でアメリカと関係が深い湾岸諸国の石油関連施設の操業が中断され、供給不足への懸念がさらに強まった。

トランプは、イランがホルムズ海峡を通過する石油タンカーの安全な航行を認めなければ、「20倍の強さ」で攻撃すると警告した。一方、イラン革命防衛隊は、この地域から「1リットルの石油も外に出さない」と主張している。

アメリカのピート・ヘグセス国防長官は10日、トランプ大統領の指示を受け、米軍が海峡で稼働していない機雷敷設船の破壊を進めていると明らかにした。

ヘグセスはソーシャルメディアで「テロリストにホルムズ海峡を人質に取らせることはない」と投稿。

また、アメリカ軍統合参謀本部議長のダン・ケイン将軍も10日、記者団に対し、米軍がイランの機雷保管施設を攻撃しているほか、石油タンカーを護衛するための複数の選択肢を検討していると説明した。

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