イランの海上備蓄は100日分
ホルムズ海峡の封鎖は、イランの原油輸出と継戦能力にも跳ね返る。米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」のエネルギー安全保障・気候変動プログラムのシニアアソシエイト、サラ・エマーソンは3月6日のリポートで次のように述べた。
「現在、ホルムズ海峡の外の海上のタンカーに貯蔵されているイラン産原油は約1億5500万バレル。現在の輸出ペースを基準にすると、およそ100日分に相当する量だ」
「しかし、いずれその在庫は補充する必要がある。海峡が閉鎖されたり、石油施設や輸送網への攻撃に対する報復として自国の石油インフラが破壊された場合、それは不可能になる」
クリス・ライト米エネルギー長官は6日、「合理的に実施できる状況になり次第」、米海軍がホルムズ海峡を通過する商船の護衛を開始する準備を進めていると述べたが、詳細には触れなかった。
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